行程4 写してみよう!

 スクリーンが乾き版ができたら、いよいよ紙に写してみます。

 まず版の余分な部分をガムテープで覆います。
 ガムテープは図のように、刷りたい方向に逆らわずに覆っていってください。



 
刷りたい方向→→

 そして、蝶つがいを付けた板と版を万力でこのように固定します。写真では万力一個で固定していますが、できることなら2個で固定したいものです。

 固定できたら、その次に絵の具を作ります。
 まず、シルクスクリーン用絵の具を紙コップの中に適量いれ、灯油で塗り易い硬さになるまで足していきます。硬さの目安はマヨネーズ程度が丁度良いと思われます。




 絵の具ができたら、次はいよいよ刷ってみます。スキージを使い紙を下に敷き刷ってみてください。単色の作品ならここで完成です。
 
 


 もし、多色の作品にしたい場合はちょっと複雑です。
 まず、版と板の間に、透明な紙を敷き、刷ります。そして、透明な紙に写った絵を見て、その透明な紙の下に原画と写った絵が重なるように、配置します。配置できたらその原画を固定し、透明な紙を取ります。
 そして、原画の四つ角がわかるようにガムテープで印をつけ、その原画を取ります。角に印を付けたら、その印に従って紙を置き、刷っていきます。
 この方法を全ての版で行い、ずれないように刷っていきます。

 尚、刷っている最中に、絵の具が目に詰まることがあります。そのような時は、灯油で洗って下さい。
 無論、刷り終わった時も同様に、きれいに版を洗ってください。
 
 

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